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対人恐怖症とあがり症の違いとは? [あがり症]

対人恐怖症とあがり症は似ているように思われますが、どこか違いはあるのでしょうか?基本的に、対人恐怖症はあがり症と同様に、神経症の一種とされており、人との付き合いに異常なほどに緊張して、様々な症状を引き起こしてしまうと言われています。



例えば、人前で自分の考えを言うことができなくなったり、顔が赤くなる、人の視線が気になり物事に集中できなくなるなどといったことです。

身体に異常があるわけではないので、通常であれば、経験を積み苦手意識を克服することで自然に治っていく場合がほとんどです。

でも、いくつかの症状を併発して重症化してしまうこともあります。人との関わりを避けようとするあまり、だんだん孤立化して社会的生活に大きな支障をきたしてしまう事態に陥ってしまうこともあるでしょう。

また、比較的軽い症状のものをあがり症、社会的生活に大きな支障をきたすほど重い症状のものを対人恐怖症と区別することがあります。

しかし、実際ははっきりと分けられるものではありません。その根底にあるものは同じだからです。

対人恐怖症の問題点のひとつとして、症状に気付いてから専門家のところで相談するまでに時間がかかり、何年も経過してからようやく診察に訪れる患者が少なくないということがあります。

治療が遅くなればそれだけ症状が重症化し、さらには他の病気を併発しやすくなってしまいます。

うつ病やアルコール依存症などがその一例でしょう。早い段階での治療が回復への近道なのです。

まずは、克服するためには治療が必要な病気なのだということを本人が理解して、できるだけ早く行動に移すことが大切なのだと思います。



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