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依存症は脳に異常があるのですか [依存症]

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依存症は、特定の物質や行動をやめたくてもやめられない状態であり、これは脳に起きる変化によって引き起こされる病気です³。依存症には物質依存症と行動嗜癖があり、どちらも脳の報酬系に関連しています。

報酬系は、欲求が満たされたときや満たされると分かったときに活性化して快感をもたらす神経系で、依存症ではこの報酬系の神経機能に変化が生じます。例えば、アルコール依存症では長期の飲酒により報酬系の神経機能に変化が起き、脳機能の障害を引き起こすことが知られています。

依存症の形成には精神依存と身体依存の両方があり、精神依存は報酬系の神経回路が強化されることによって形成されると考えられています。身体依存は物質を長く使っていると、その状態に体が慣れてしまい、いきなりやめると自律神経系などの症状が出現するものです。

依存症は単に「こころの弱さ」によるものではなく、脳のメカニズムによって形成される複雑な病態であると理解することが重要です。治療や支援を受けることで、依存症の克服が可能になる場合もありますので、専門の医療機関に相談することをお勧めします。
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