自己愛性パーソナリティ障碍者は人格を信用できるか

自己愛性パーソナリティ障害者は人格を信用できるかという話です。自己愛性パーソナリティ障害とは、自分は優れていて素晴らしく特別で偉大な存在でなければならないと思い込むパーソナリティ障害の一種です。ということは……

自分の能力や業績を誇張し、他者からの賞賛を強く求める一方で、他者の感情や感覚に共感する能力が欠如しています²。

このような人格の特徴から、自己愛性パーソナリティ障害者は根本的に他人を信用できないということが言えます。

他人を利用することはあっても、信頼することはありません。

自分に都合の悪い批判や失敗に対しては非常に敏感で、反撃したり引きこもったりすることもあります。

したがって、自己愛性パーソナリティ障害者は一生幸せにはなれないということも考えられます。

周囲の人との円滑な人間関係を築くことができず、自分の空想や優越感に依存するだけの孤独な生活を送ることになるでしょう。

治療は長期間にわたる精神療法が主体ですが、症状改善に難渋することも多く、社会生活が送れずに引きこもりがちになるケースもあります。

このように、自己愛性パーソナリティ障害者は人格を信用できるとは言えませんし、幸せになる可能性も低いと言えます。

しかし、年齢を重ねるごとに症状が目立たなくなっていく傾向にあるという報告もあります。

自己愛性パーソナリティ障害者が幸せになるためには、自分の認識と現実との歪みを修正する努力が必要です。