心療内科の話(あがり症の症状を抑えることを目的として) [赤面症概論]
あがり症の症状を抑えることを目的として心療内科にかかったことはありますか。心療内科に行くと、まずは担当医の先生がどういった症状が表れるのか、どうしてそういった症状が表れてしまうのかなど、色々な話を細かく聞いてくれます。
あがり症で悩んでいる人は、あがり症になってしまったということを相談できず、自分の心の中にしまいこんで、一人で悩んでしまいがちです。
中には、心療内科で話を聞いてもらい、アドバイスをしてもらうことを数回繰り返すだけで、症状が改善したという実例もあります。
そういった場合などは、医師の診断だけで治療が終わることもあるでしょう。
つまり、心のケアということです。
それでも症状の改善が見られない場合や人前に立つ度に何らかの症状が表れて、仕事や学校で支障をきたしてしまうという場合などには、あがり症の症状に効果のある薬が処方されることもあります。
これは、症状の抑制を図ることが目的となっており、服用を続けたら完治するというものではありません。
あくまでも、あがり症の症状を抑えることを目的として処方されますので、あがり症を完治させるためには、根本的な要因である精神面を鍛えることが必要だということも忘れてはならないでしょう。
あがり症は治さなくていい —大切なことはアドラーと森田正馬に教えてもらった
- 作者: 佐藤健陽
- 出版社/メーカー: 旬報社
- 発売日: 2018/02/25
- メディア: 単行本
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